グローバル探究「自分で創るフィールドワーク(東京)」3日目報告

東京フィールドワーク最終日の朝を迎えました。
本日は移動日となりますが、せっかくですので飛行機の時間まで観光して帰ることになっています。
ここまで肉体的にも精神的にもハードな日程でしたが、生徒たちは元気にしています。

それでは昨日の報告を。
昨日は2人の生徒のフィールドワークを見学してきました。

まずは、「教育と集中力の関係」について探究活動を行なっている生徒です。こちらは株式会社ジンズホールディングス様に受け入れていただくことができました。ジンズホールディングスと言われるとピンとこないかもしれませんが、メガネのJINS様といえば分かっていただけるのではないでしょうか。それでも「教育と集中力」でなぜJINS?と思う人もいるかもしれません。実は、JINS様は人々の生活を豊かに広げることをミッションとしており、メガネとヘルスケア分野を結びつけるような活動を行なっています。その一環としてかけることによって「頭の良くなるメガネ」を作ることができないかというチャレンジの中で集中力を測定できる「JINSMEME」というメガネを開発なさいました。実はすでにこの探究活動のためにJINSMEMEを貸与してくださっており、今回のフィールドワークではデータの取り方などのレクチャーを中心に2日間の充実したプログラムを提供してくださいました。

私が訪問した2日目午前中は、探究活動にもつながるように「経営というビジョンを通して目的、戦略、戦術について考える」というディスカッションと、メガネを通して戦争や不平等などをなくすことを目指してJINSで働いていらっしゃる元セネガル日本大使館職員の方のお話で、私も普通に参加をさせていただき、心に残るワードがいくつも飛び出しました。

なお、楽しいお昼ごはんを過ごしたようで、午後のプログラムも大いに盛り上がり、終了予定時刻をオーバーしてしまうほどだったそうです。株式会社ジンズホールディングスの皆様本当にありがとうございました。


続いて午後は、小学校の情報教育を充実させることを目指して探究活動を行なっている生徒です。こちらはICTを通して子供たち一人一人の学びに向かう力を成長させることを目指しているラインズ株式会社様のご協力をいただくことができました。この生徒は、実際に小学校で使える情報教育の学習ツールの開発を目指しており、私が訪問した午後のプログラムでは、今後自分でより深くプログラミングを学んでいけるようにするための講義、実際の学習ツールの開発(あくまでも入り口ですが)、そして最後には初日に行った自分の開発したい学習ツール企画の見直しと非常に盛りだくさんのプログラムでした。

探究的な学びの実践のために生徒が自らコンタクトをとってきてくれたということにとても感動してくださり、社長さんを筆頭にぜひこの思いに応えたいと思ってくださって今回の受け入れ受諾となりました。本当にありがとうございます。

実際に自社のソフト開発にあたっているエンジニア様からは、「ゴールに向かって道筋はたくさんある」「いつかこうなりたい、こうありたいという夢は広く持っていてほしい。そのために、今は小さいかもしれないけど、自分を1つ1つ広げていったほしい」などと今後の学習ツールの開発に向けてたくさんの熱いエールをいただいていました。

ラインズ株式会社の皆様、生徒が作りたいと思う学習ツールの企画のブラッシュアップ、そしてその入り口となるプログラミングの指導など本当に色々とありがとうございました。