当日の様子について報告します。
まず、開会式では各校一言ずつ挨拶があり、信愛からは作部さんが意気込みを語りました。当日のくじ引きで午前の部の弁護側に決まり、大阪星光学院の生徒さんとの対戦になりました。法廷内では弁護側と検察側が向かい合って座りますが、男子校の生徒さんが9人ほど座っている向かいに、信愛生は3人だけで座っていて、見慣れない法廷の様子に加えてその点でも緊張したようでした。最初の証人尋問の時はかなり硬さがありましたが、徐々に緊張が薄れたようで、事前に打ち合わせていなかった証人の返答にも対応できていました。被告人質問でも、被告人に対する歩み寄りの姿勢を見せ、弁論に盛り込みたい内容をしっかり聞き出すことができました。最後の弁論では、被告人の無罪を強く主張しつつ具体例も混じえて論を展開できました。
午後からは関西大倉高校と大阪教育大学付属高校天王寺校舎の皆さんの模擬裁判を見学しました。
その後講評では、3人という少数精鋭での見事なチームプレイや、自身の実体験に即した具体例を盛り込んだ点を審査員の皆さんに評価していただきました。
最後の閉会式での結果発表において、最初に午前の部の4位入賞として学校名を呼ばれましたが、まさか初参加かつ最小人数の自分たちが選ばれると思っておらず、当初は互いに顔を見合せてしまいました。それでも、代表として笠田が賞状を受け取ってからは喜びや安堵の表情を見せていました。
支援弁護士の先生とも喜びを分かち合い、閉会式後には審査員をしてくださった検事さんや弁護士の先生にもお褒めの言葉をいただきました。
支援弁護士の野上先生と宮﨑先生は、通常の業務もおありなのに、連日本校を訪れ、遅くまで練習に付き合って下さいました。先生方のご支援がなければ4位入賞はかないませんでした。本当にありがとうございました!