本日は大雨警報による休校となってしまいましたが、昨日(5/27)から高校1年生が地域の課題にチャレンジする「リージョン探究」が本格的にスタートしました。
4月の紀北研修でのガイダンスを経て、昨日は今年度の課題提示とパネルディスカッションを実施しました。今年度は「地域医療」「地位経済」「地域産業」「地域行政」「地域水産」の5分野から課題が提示されます。
特に「地域水産」は和歌山県農林水産部水産局水産振興課様のご協力を得て、「リージョン探究」実施以来、初の実施となります。
平成21年を境に、1人1年間あたりの肉類の消費量が魚介類を上回り、年々その差は広がっているそうです。そんな中で「魚の消費量を増やすにはどうすれば良いのか」という課題が提示されました。様々な角度からアプローチができそうな課題でとてもおもしろそうです。
第2部は、講師の先生方とのパネルディスカッション。今年度は日程調整が上手くいかず、「地域医療」「地域経済」「地域産業」の3分野は動画による課題提示となってしまいましたが、ご参加くださった「地域行政」「地域水産」の各2名の先生方からさらにお話をいただきました。やはり様々な分野において若い世代の意見を聞くチャンスに乏しいそうで、この機会を貴重なものと受け止めてくださっており非常にありがたい限りです。
また、それぞれの先生方の日常の業務における「答えのない問い」に対する姿勢や考え方についてもうかがいました。これからそれぞれの課題に取り組んでいく生徒たちにとっても指針となるようなお話をいただくことができました。
ここから12月の最終発表に向けて、実際の探究活動が始まっていきます。ぜひ今年度の高校1年生にもグループのメンバーと協力し、楽しみながら「納得解」「最善の解」を目指して探究してほしいと思います。