カンボジア研修3日目

カンボジア研修も4日目となりました。
プノンペンからシェムリアップへ無事移動し、生徒たちは元気にしてします。

それでは、3日目(昨日)の報告を。
まず、FIDR(国際開発財団)のプノンペン事務所を訪問しました。
こちらにはすでに参加生徒の一部がオンラインでお話をさせていただいているカンボジアで政府とともに栄養教育を推進しようとしている甲斐様がいらっしゃいます。
急速に発展し、様々な国の料理文化が流入したことでカンボジアの食生活は現在大きな影響を受けています。
特に、スナック菓子と清涼飲料水が子供たちに与えた影響は大きく、それを大量に摂取することが体に良いことではないという知識がないことが拍車をかけ、脂肪と糖の過剰摂取による新型の栄養失調が社会問題となっています。
甲斐様はカンボジアの人たちに正しい栄養の知識を持ってもらうために現在保健の教科書の作成を行っています。制約があり、その内容はここには掲載できませんが、私たちなら当たり前のように知っているようなことがたくさん書かれていました。社会の変化と人々の暮らしの変化の間にはギャップがあることを痛感するとともに、社会の発展、変化そのものの与える罪も感じさせられました。
また、Global Activity Clubの活動についても色々とアドバイスをいただくことができました。




その後は、ホテルとカフェを経営する前園様を訪問。お昼ご飯をいただきながら色々なお話をしていただきました。若くからカンボジアで生活している女性ということで、そのような人生に至る考え方や背景を生徒たちに話してもらおうと思い、お願いをしました。私も詳しいことは初めて教えていただいたのですが、こちらの想像していた以上に大変なことがおありになったようです。カンボジアで経営して学んだことは「大切なのは語学ではなく、相手を理解しようとすること」「物事に真摯に向き合うことで助けてくれる人が増える」という言葉には、実際に経験した方だからこその重みが感じられました。
次回はぜひこのホテルに泊まってほしいとのお言葉もいただきました。できる限りディスカウントしてくださるそうです。さて、どうなるでしょうか。


午後は、信愛のカンボジア研修になくてはならないガイドさんであるソタさんとお別れし、一路アンコールワットのあるシェムリアップへと6時間半かけて高速バスで大移動。大都会のプノンペンからようやくローカルなカンボジアの風景を見ることができました。