12月17日(日)東京代々木の国立オリンピック記念青少年センターにおいて、文部科学省の主催による「全国高校生フォーラム2023」が開催され、本学高校2年生の4名が代表として参加しました。
「全国高校生フォーラム」とは、Society5.0の社会を支えるグローバル人材を高校生段階から育成するために、語学力だけではなく、幅広い教養や課題発見力、課題解決力を身につける教育カリキュラムや教育ネットワークを開発、実践する「WWLコンソーシアム構築支援事業」指定校及び「SGHネットワーク」指定校の生徒が参加できるフォーラムです。近年は、コロナ禍のため、オンライン実施だったのですが、久しぶりの対面開催、今年度に関しては和歌山県で唯一信愛だけが参加することができたイベントとなります。
ポスター発表、質疑応答、グループによるディスカッションを通して、グローバルな社会課題の解決に向けた提案を行うという内容のフォーラムなのですが、何と使用言語は全て英語(!)とかなりハイレベルな内容となっています。
今年度の参加生徒は「感染症によって亡くなる人を減らす」ことを目標として、日本だけでなく、アフリカ、東南アジアにも自生し、界面活性剤を含みかつて日本でも石鹸がわりに使われていたムクロジという植物の実を使い、動画(自分たちで英語の動画を作成)というツールを用いて現地の人たちに「手洗い」の習慣を定着させたいというアイディアをポスター発表で提案しました。
発表後の英語による質問では、ムクロジの実の石鹸代わりに使うまでの作業を調理室を使ってまとめた動画に対して、アフリカなどの現地ではこのような環境を使えないというご指摘をいただいたのですが、さっと指摘の内容を理解し、返答することができたのは見事でした
午後は生徒交流会が実施されました。4人のメンバーが1人1人別々の部屋に分かれ、全国の高校生と英語で「多様性」をテーマにディスカッションを行いました。過去に参加した際には、他校の積極的な生徒に押されて大人しくなってしまう生徒が多かったのですが、今年度の生徒の中にはグループのリーダー的な存在で仕切る者がいたり、交流会の終了後も積極的に交流を深めたりする者がいたりなど、信愛生の積極性の向上を改めて実感することができました。
終了後には飛行機の時間まで、さすがはJK。六本木ヒルズの隣にある毛利庭園(報道ステーションのお天気コーナーでお馴染み)で「Dior」さんが行っている期間限定のイベント「Garden of Dreams」のディオールツリーを見にいくことに。これがいわゆる「映える」というやつなのでしょうが、人が多くて大変でした。
SGHネットワークの指定は今年度で終了となるようですが、引き続き継続申請を通過すれば、次年度もこの全国高校生フォーラムに参加することができます。継続申請が通過するように頑張りたいと思いますので、ぜひ、現高校1年生の人もこれから信愛を受験しようと考えている中学生の皆さんも次年度のこの貴重な学びの機会を楽しみにしてください。