Asian and Oceanian High School Students’ Forum -Discussion and Cooperation with the World- 世界との対話と協働:アジア・オセアニア高校生フォーラム2019

「世界との対話と協働:アジア・オセアニア高校生フォーラム」は、和歌山県主催で、和歌山県内外の高校生とアジア・オセアニアの国や地域の高校生が、共に世界共通の課題についての意見交換・プレゼンテーション・文化紹介等を通じ、グローバル社会で活躍できるリーダーを育成することを目的に、平成27年度より実施されており、本校の生徒は平成28年度より毎年参加しています。
今年度は7月27日から31日に開催され、アジア・オセアニア地域の21か国から多くの高校生が参加し、本校からは高校3年生3名が参加してきました。フォーラムでは、「津波・防災対策」、「環境」、「観光・文化」、「教育」、「食糧問題」の5つのカテゴリーに関して高校生が研究してきたことを発表し、議論を通して考えを深めていきます。本校から参加した生徒1人 は「食糧問題」についての研究発表をし、残りの2人は「教育」、「環境」のカテゴリーの書記兼進行役を務めました。
フォーラム中の言語は原則英語です。始めは英語での会話に戸惑いながらも、高野山ツアーなどを通して各国の生徒たちとの友情を深め、分科会や全体会への準備を通して、次第に英語を使うことに慣れ、積極的に活動に参加する様子が見られました。
アジア・オセアニア地域の高校生の英語のレベルはとても高く(オーストラリアやニュージーランドなどの英語を母国語とする生徒は言うまでもなく)、本校の生徒たちはショックを受けつつも良い刺激をもらい、一生懸命ついていく努力をしていました。全体会での最終プレゼンテーションへ向けての準備はとても大変で毎晩遅くまでかかりましたが、参加した生徒たち全員が助け合い、また協力し合って、どのカテゴリーも素晴らしいプレゼンテーションをすることができました。
最終日の夜のレセプションでは仁坂知事よりねぎらいのお言葉をいただきました。外国の生徒たちの歌や踊りの披露などもあり、また最後には参加生徒全員でダンスを踊るなど、みな笑顔で楽しい夜を過ごしました。
言語の壁、国境を越え、一つの目標に向けて共に努力したこの素晴らしい経験を通して、参加した生徒たちはきっと、グローバルな視野で物事をとらえ、将来、国際社会で活躍してくれることでしょう。