和歌山大学主催の「ロケットガール養成講座」(2016年1月〜5月)に参加した高校2年生の生徒たちによるハイブリットロケットの作成、打ち上げについての発表会を実施しました。
生徒たちはA班、B班、C班の3班に分かれて、全長約1.5mのハイブリットロケットを作成し、加太コスモパークでロケットの打ち上げを行ないましたが、ロケット作成の流れの説明、作成する上で苦労した点、うまく行った点、失敗した点とその理由、養成講座を通じて学んだことなどを班ごとに発表しました。
冬の寒い中での燃焼実験などや、ロケットの作成がうまくできなくて辛くて大変でやめたくなったときも、自分たちが作ったロケットが空高く飛んで行くところを見てみたい!という強い気持ちでロケット打ち上げを目指して頑張った熱意がよく伝わってきました。発表後は、生徒や教員からも活発に質問もありました。
生徒の発表後に、和歌山大学協働教育センター (災害科学教育研究センター)教授の秋山先生から以下の講評をいただきました。
「今後、世界情勢が混迷していくなかで『自分で考えて行動すること』が大事で、その上で、他人と協力し目標に向かっていかなければならない場面が増えていく。ロケットガール養成講座は、ハイブリッドロケットの設計・製作から、その打上げに至るまで、すべて高校生自身の手で実現していく企画で、この講座を通じて、自分で考えて他人と協力して目標に向かう上で大切なことを体験して学んで欲しい。」
参加した生徒と指導者の強い情熱がよく伝わるとても良い発表会で、聴衆の生徒、教員は大いに刺激を受けました。