5月20日(火)の3,4限目に中学3年生から高校3年生までを対象に宇宙に関する特別講演会「はやぶさ、はやぶさ2と惑星探査の未来」を行いました。
講師の廣井孝弘先生は、日本の固体惑星探査「はやぶさ」「はやぶさ2」や「かぐや」に深く携わっておられる方で、現在、ブラウン大学(アメリカ)地学科惑星地質上級研究員をなさっています。
講演では、隕石や小惑星のことを中心に「はやぶさ」に関するエピソードを映像も交えながらお話いただき、皆、メモを取りながら最後まで熱心に耳を傾けていました。終盤におっしゃった「科学で解明されることが増せば増すほど、科学者の多くは大きな力の存在(神)を信じる」というお話が非常に印象的でした。
質疑応答では、多くの生徒の手が挙がりましたが、その一つ一つに丁寧にお答えいただき、研究するようになったきっかけや現在に至る道筋、またアメリカと日本の科学者(研究者)の姿勢や考え方の違いというようなことを教えていただきました。
宇宙に興味がある者や理系進学を目指す者にとって大きな刺激になったのはもちろんですが、あらゆる生徒にとって将来の進路について真剣に考える良い機会となりました。
今回、廣井先生の久々の帰国に合わせ、このような貴重なお話を聞く機会を得ることができたのは、和歌山大学の秋山先生のお取り計らいのおかげです。廣井先生、秋山先生、どうもありがとうございました。