SGH等6校合同カンボジア研修研究会&成果発表会に参加しました。

更新を少しサボっておりましたが、SGHアソシエイトの活動はちゃんと継続しております。

1月7日(土)・8日(日)に、本校の高校2年生2名が、三重県立四日市高等学校で行われた「SGH等6校合同カンボジア研修研究会&成果発表会」に参加してきました。

この研究会は、カンボジア海外研修を行っているSGH校の生徒が集まり、互いの研修成果を共有し、さらにカンボジアについて深く学ぼうという意図をもって行われているものです。参加校は、東京の昭和女子大付属昭和高校、そして今年度の幹事校である三重県の四日市高等学校、奈良の西大和学園高校、岡山の岡山学芸館高校、広島女学院高校の5校で、昨年から行われている研究会です。今年度はそれに引き続き2回目の開催でしたが、アソシエイトの身でありながら半ば強引にお願いして、今回本校も参加させていただきました。本来「SGH5校」だった研究会の名称を「SGH等6校」としていただいてまで本校の参加を認めてくださった各校の先生方の温かいお心にはただただ感謝申し上げるばかりです。

さて、2日間におよぶプログラムはファシリテーダーとしてJICA職員の方を、偶然ではありましたが昨年度の海外研修の際に現地でお話いただいた「Kurata pepper」の倉田さんやカンボジアで社会投資家として活躍なさっている「ARUN」というNGO法人の代表功能さんを講師にお迎えし、かなり濃厚かつ有意義な時間となりました。

なお、本校にとっては最初のプログラムである「カンボジアでの体験共有」の段階から驚きの連続。やはりSGH校の生徒たちは色々な場面で発表をする機会が多いのでしょうか。本学以外のすべての学校が自分たちの学校研修内容の紹介を行った際に一切原稿などなく、パワーポイント等に合わせて堂々と自分たち自分の言葉で発表していました。この「発信力」は間違いなく現状の信愛生にはないもので、これからのSGHアソシエイトプログラムの中で強化していかなければならない部分だと痛感しました。

ただし、信愛生も負けてはいません。初日こそその後に行われたグループディスカッション等で他校の生徒に少し圧倒されてしまいましたが、初日のプログラムの終了後、2日目のグループディスカッションのテーマについて事前に情報収集する(=予習)するという誠実さで必死で対応していました。

「カンボジアの魅力(強み)と課題とは何か」、「豊かな社会とはなんだろうか」、「もしもわたしたちがカンボジアの○○なら、豊かな社会を作るためにどんな課題のために、何をするか」など、難しいテーマではありましたが、他校の生徒たちと意見を交わし、考えを深めるという貴重な時間となりました。

内弁慶な傾向の強い信愛生ですが、今回参加した2名の生徒は自分たちの知らない世界に勇気を出して飛び込み、この2日間で大きく成長したように思います。JICAの方にも誠実さ、ひたむきさをお褒めいただきましたし、私もそんな生徒の姿を目の当たりにし、非常に感動しました。

今後もそのような機会があれば、生徒に参加を促していきたいと思っています。

最後になりましたが、主催いただきました三重県立四日市高等学校の先生方、生徒の皆様。そして、参加校の先生方、生徒の皆さん本当にありがとうございました。