「伏虎中学校跡地に移転予定の新たな市民会館を考えるワークショップ」報告

SGH委員の大村です。

少し報告が遅れましたが、本学の生徒1名が和歌山市役所からの要請を受けて、若い世代を代表してということで、7月末から「伏虎中学校跡地に移転予定の新たな市民会館を考えるワークショップ」に参加しております。

昨日は、4回目のワークショップ。テーマは「市民会館の管理運営方法について」でした。
アドバイザーとして和歌山大学の濱田先生、和歌山大学附属図書館館長の渡部先生より話題提供があった後に、現市民会館を利用しながら文化や芸術を発信する各種団体の代表の方々に混ざってワークショップが始まりました。

やはり大人に混ざってということで、なかなか自分の意見を積極的に発信はできませんが、同跡地に別施設の誘致も考えているという少しきな臭い話もありまして、大人たちは毎回、とにかく「熱い!」んです。
管理運営に関しても、「現館長が文化を発信しようという気持ちがない!」とバッサリ!
確かに、色々注目を集めている公共施設は、大きな箱モノを誇るのではなく、ソフトの部分の工夫になっていると思います。
ソフトを支えるのは「人」、なかなか熱い議論となっておりました。

ちなみに、今回この話を受けて、希望した生徒に参加してもらったのには、「本気の大人に触れさせたい」という思いがあったからです。本気の大人に触れることで、生徒は触発され、必ず自分は将来どのようにして社会と関わっていこうかということを考えるはずだと思っていました。
こちらの予想以上に「熱い」大人たちの議論に巻き込まれて、正直なところここまで押されっぱなしの生徒ですが、今回のワークショップが終わってうれしい一言をポツリ・・・
「次は、しっかり自分の意見を発信したい!」と。

次回は、9月18日、予定では最後のワークショップです。
「新しい市民会館は、どんな形、どんな配置」がテーマです。
今回の生徒の思いを何とか形にしたいと思いますので、彼女の思い描く市民会館のコンセプトを明確にした上で、どのような施設にするかを具体的に考えさせ、次回のワークショップに臨ませるつもりです。

もし、この記事を読んで、若い世代の意見を聞きたいと思っていらっしゃる「熱い」大人の方々、ぜひとも本学SGH運営委員会までご連絡ください。