期末試験も終わり、もうすぐ1学期もおしまいです。
授業の内容を先に進んでもいいですが、生徒たちの科学的な概念を深めるために実験をしました。
今日の実験内容は「錬金術」ということで、銅片から、銀、そして金を作るという実験です。
もちろん、実際には金はつくれません。作ったものは合金の黄銅(写真:中央)と呼ばれるものです。これは、トランペットなどに使われています。
生徒たちも初めは「金!?」という感じでびっくりしていましたが、中には「いや、これは銅のはずだ、金の原子が勝手にできるはずがない!」とちゃんと科学的に考えてくれました。
このように、錬金術師たちは金をつくることはできませんでしたが、その時の研究結果は、現在では「化学」として蓄積されています。今回の実験ではそんな「化学」の歴史にも触れるような内容でした。