科学部員がケプラーの第3法則に挑戦しました。

和歌山大学4回生喜多さんと富田先生+本校科学部 のケプラーの第3法則を導くプロジェクトの第2回が2月8日行われました。
喜多さんのご指導のもと、観測データから周期Tの2乗(コンピュータではT^2と書き表します)と半長軸aの3乗(a^3)の関係をグラフに表し、直線状になっている(つまり、比例している)ことを確かめました。これがケプラーの第3法則です。

それと同時に、冨田先生からケプラーの人となりや重力場を視覚的に表すこと、ブラックホール、相対論のざっくりとした説明などとても興味深い話を聞くことができました。

また、冨田先生は本校の参加者3名の将来の夢を聞き出してくださり、研究者の立場からのアドバイスを頂くこともできました。先生は女性の科学者を増やすことにも尽力されているようで、生徒たちにも常に励ます言葉をかけてくださっていた姿が印象的でした。

一方、普段は補習などでなかなかクラブ活動ができない中、この機会を頂いて参加した生徒達も楽しんでくれた様子です。双方ともに利益のある、まさに”WIN-WIN”な企画だったと思います。

今回は、喜多さんの卒業研究の一環として行われました。4月からは新たに中学校の先生になられるとお聞きしていますので、卒業研究を立派に仕上げ、いい先生になられることを陰ながら応援しています。
お二人の先生方には感謝の気持ちで一杯です。とてもいい経験をさせていただきました。ありがとうございました。