カンボジア研修 2日目 報告①

さて、カンボジア研修も2日目を終えました。

2日目の朝はホテルの14Fにあるレストランから。
プノンペンにも高層ビルが年々増えています。
すばらしい眺めを見ながらの朝食でしたが、同時に足元には今にも崩れそうな古い家々も。
カンボジアの光と影といったものを感じさせられました。

午前中は、例年お世話になっている「クラタペッパー」様を訪問し、お話をうかがいました。昨年度、大家さんから立ち退きを迫られ、というお話をうかがっていたので、新しい店舗の方に。

オフィスでお話を伺った後、今年度は収穫した胡椒の選別のお手伝いを。
高品質の胡椒を販売するために、衛生面にも非常に気を配っていることが分かりました。

また、簡単には説明することができませんが、「当たり前と思っていることを疑うこと」「多様な価値観を尊重すること」の大切さを教えていただきました。
「金銭的な豊かさ」と「精神的な面での豊かさ」私たちにとっては豊かになったからこそ分かる「精神的な豊かさ」。でも、カンボジアの人々が金銭的、物質的に豊かになりたいと願う気持ちも否定できない。
本当に難しい問題だとしみじみ考えさせられました。

その後は、カンボジアでパン屋を営むSANCHAの奥田さんを訪問しました。
奥田さんにはカンボジアでパン屋を開業するに至るまでのお話をしていただきながら2つの言葉をプレゼントしていただきました。
「もらった言葉は財産」「コンプレックスも大事」がその2つです。マイナスに捉えてしまいそうなことをプラスに変える努力をすることで人は成長していけるということを自らの経験を通してお話いただいたことは、生徒たちにとって自らの未来を考える大きなきっかけとなったようです。

ちなみに奥田さんの最終目標はパン屋ではないということで、常に前向きに生きている姿がとてもすてきでした。また、今回初めて旦那様ともお会いすることができたのですが、時折奥田さんにも弱気になることがあるそうで、その愚痴を旦那様に聞いてもらうんだそうです。旦那様はカンボジアではまだまだ発展の予定がある映像関係のお仕事をなさっているそうですが、互いに互いを支え合うすてきなご夫婦でした。

とりあえず、2日目の報告①です。