2024年に読んだ本 BEST3は、
1位 スピノザの診察室(夏川 草介)
2位 ロストケア(葉真中 顕)
3位 夜明けのはざま(町田 その子) です。
選んでみて気づいたのですが、三作品ともに人の生と死、命の尊厳がテーマとなっている作品でした。1位に選んだ「スピノザの診察室」の作者である夏川草介さんは、「神様のカルテ」の作者としても有名な作家さんです。「神様のカルテ」は、櫻井翔さん主演で映画化、福士蒼汰さん主演でテレビ上映されていたこともあり、知っている人も多いと思います。夏川草介さん自身、現役医師として地域医療に携わりながら、命と向き合う経験をもとに、温かく誠実な筆致で物語を書かれています。「スピノザの診察室」は、京都の地域病院を舞台に、町の人たちとのふれあいを通じ、いきることの本質を深く優しいまなざしで綴られた作品でした。この作品を通して、自分がどのように生き続けるのかを改めて考えさせれる機会を得ることができました。上記の3冊の本は、いずれも図書室にあります。気になった人は是非手にとってみてください。