さよなら・ケアレスミス  田福克裕

信愛では、来週から中間テストが始まります。
生徒の皆さんは、一生懸命に準備をしている事だと思います。
せっかく、頑張ってテスト勉強したのに、ケアレスミスで点数を落としてしまったと言う人は、結構居るのではないでしょうか。
今回、テストでのケアレスミスを「失くす」方法を考えてみました。

まずは、ケアレスミスの「怖さ」を再確認することです。
全く解けない問題にぶつかると、自分の力不足を痛感し気持ちが凹み、これからの勉強に不安を感じます。
ケアレスミスが厄介なのは、全く手も足も出ず、解けなかったのでは無く軽く考えてしまうことです。

その上、この2問、合っていれば5点プラスで74点だったと良い方に考えてしまいます。
しかし、現実には成績表の得点は69点だと言う事実は、永遠に変わらないのです。
自分の気持ちの中だけで、勝手に良い方に思考して、凹んだり先行きに不安な気持ちを感じないで、過ぎていくのです。

次に怖いのは、少し気を付ければ、ミスしなくなる思ってしまうことです。
それは違います。何も対策をしない人は、かなりの確率でケアレスミスが、ず~っと続きます。
ケアレスミスを全くしない人。それと頻繁にする人。
この二手に分かれます。どちらかになり、真ん中の層は少ないです。

具体的な対策は、「見直し」です。
問題を見た時に、大体の時間配分を考えてスタートすると思います。
その時に、見直しの時間も設定します。

そして、必ずミスが隠れていると、本気で「疑って」見直すことです。
数分前に、自分で解いた問題なので、その時の思考や考えた順番が蘇り、浅い注意力で目だけで文字を、追ってしまいがちです。
自分以外の人の解答用紙だと決めつけて、必ず間違った答えが隠れていると思い込んで取り組みことです。
現実に、100点満点の解答用紙は少ないし、大体の場合は誤答があるはずです。

整理すると
① ケアレスミスは、本当に分からなかった問題よりも厄介で、次はいけそうな気持ちになるけど
次もその次も同じ失敗が続く可能性が高い事。
今回、5点落としたのなら、この先の10回のテストでは、合計50点落とすという事。
そんな怖さがある事を認識する。
➁ 軽く考えないで、本気の見直し。見直しの意識を変えること。変えれることが重要。

生徒の皆さんの頑張りが、無駄にならない様に願っています。