国公立前期試験がおわり、いよいよ高校3年生は卒業式まであと2日となりました。
2月半ばごろから、クラスの後ろの黒板には卒業式までの登校日数のカウントダウンが始まり、学級日誌にも「卒業式まであと〇日しかこれやんとか悲しすぎる…」などといったコメントが毎日のように書き込まれてきました。私自身も信愛の卒業生であり、また過去2回担任として卒業生を送り出したことがありますが、例年であれば1月から卒業式の歌の練習が始まり、そこからじわじわと卒業に向かってくムードが高まり、1月2月と日々が過ぎていく寂しさを感じながら3月1日を迎えてきました。しかし今年はコロナ対策ということで歌の練習もなく…心の準備が全くできておらず、気づけばあと2日!
この2か月それぞれ各地に入試を受けに行く日々で、全員が教室に揃うのは久しぶり。ロッカー解体や掃除をしていくなか、阿吽の呼吸で特に細かな指示をしなくてもてきぱき動き、作業していく姿にこの3年間の積み重ねを実感し、2日後にはもうこのクラスで揃って教室に集まることがないのだ…と急に寂しさがこみあげてきました。
高3生の皆さんにとってこの3年間はどのような日々だったでしょうか。きっとクラスの子たちは毎日18時まで補習、課題、小テスト…で毎日忙しく、しんどく感じることも少なからずあっただろうと思います。それでもこの1か月、毎日のように卒業を惜しむ日誌のコメントや、今日の卒業アルバムを眺める笑顔、そしてさっそく「夏休みに皆で予定合わせて学校に来ます!」と約束をしてくれる姿から、そうした日々を共に超えた仲間と信愛への思いを実感し、何よりもうれしくかつ頼もしく感じ、この文章を書きながら少し目頭が熱くなっています。
卒業生の皆さんにとって、この3年間が色々な思いに彩られた実り豊かな3年間となったこと、そして何よりも、2日後の3月1日、卒業生全員が胸を張って堂々と卒業していけることを心から祈っています!