犀の角 中 めぐみ

 高校3年生は、本日ベネッセ・駿台マーク模試を受験しました。この2か月で早くも4つ目の模試の受験です。1年生から3年間受けてきた進研模試もいよいよ今回が最後。廊下には共通テストまでのカウントダウンが残り74日。毎日小さくなっていく数字に、日に日に早くなっている夕暮れに、時の流れを実感し、生徒たちの顔つきもぐんっと受験生らしく緊張感が見て取れます。担任として、2年間毎日見てきた彼女たちの努力が報われることを祈るばかりです。
話しは変わりますが、最近「読書の秋」ということでずっと積読していた、最古の仏典の一つといわれる『スッタニパータ』の現代語訳を寝る前に1章ずつ読み進めています。以下は『スッタニパータ』の中で一番有名な「犀の角」の一節です。

「最高の目的を達成するために努力策励し、こころが怯むことなく、行いに怠ることなく、堅固な活動をなし、体力と智力とを具え、犀の角のようにただ独り歩め。」

今回の模試の結果が思うようにいかなかったとしても、こころ怯むことなく努力を怠ることなく、共通テスト、そして3月の後期試験まで受験生活を全うできるよう、心から祈っています。