先日、自宅でテレビを見ていると、おそらく年に数回放送されている特番だと思うのですが、「それでは、また来年お会いしましょう」という言葉で番組が締めくくられており、「あぁ、もうそういう時期か…」としみじみ感じました。最近は、朝夕を中心に日に日に気温が下がり、朝、通用門で挨拶をするために立っていると、少しずつ風が冷たく感じるようになりました。夜になると、和歌山駅につづく大通りから駅前の広場まで、クリスマスのイルミネーションの光に照らされています。いよいよ冬がそこまでやってきたのだと感じる日々ですが、寒いときだからこそ感じる、温かさがあなたの周りにもたくさんあるのではないでしょうか。冬はとにかく寒く厳しい季節です。とくに受験を控えている高校3年生にとっては、受験が近づくにつれ押し寄せる、不安や孤独感との闘いに打ち勝っていかなければならず、ただでさえ厳しいこの寒さが、より一層厳しく感じられるでしょう。そんなときだからこそ、人の温かさに触れ、体だけではなく心も温めることを忘れないでください。あなたの周りにはきっとあなたの心を温めてくれる人がいるはずです。冬を乗り越えれば、必ず春が来るように、厳しいことを耐え抜いた先には、必ずいいことが待っています。来年の春、桜の花が開き始めるころ、どうか皆さんの心も晴れやかな桜色に染まりますように...