高3進路ミサ  前田 紫

本日は高校3年生が進路ミサにあずかりました。
受験に向かってみんなが精一杯努力できるように、実りある期間にできるように、生徒も職員も心一つにしてお祈りしました。例年ならば屋形町の教会で行うところですが、今年は新型コロナウイルスの影響により、広い場所でお互いの間隔を開けて座れるようにと、本校の体育館で行われました。それでも、厳かな雰囲気の中、改めて気持ちが引き締められ、本格的な受験シーズンを迎える心の準備が出来ました。
その後、進路指導部長からのお話。とても良い言葉をいただきました。ミサの中にも登場する平和という言葉。それはヘブライ語の「シャローム」という言葉を訳したものだそうで、その意味の中には「完璧なもの、欠けたところがない」という意味を含むそうです。しかし、その語源はなんと、採石場などから「切り出した石」という意味の言葉だったそうです。切り出した石は、形は不揃いだし、汚れているし、脆いところもある。でもその不完全なものこそが、完璧なものなのだ。人間も不完全な存在でいい。精神的に脆くなるときもある。イライラして誰かにあたってしまうときもある。それも神様はわかってくださっている。信愛という学校もそこをわかった上で見守っているよ、一緒に頑張って行こうね。安心してね。というメッセージでした(進路指導部長、合ってますか?)。
すごく勇気づけられる言葉でした。
信愛受験生のみんな、これから卒業までいろいろあるだろうけど、安心して全力を尽くしましょう。