雨の中で踊るお話 田川幸一

梅雨ですね。

小さい頃は雨の日が大好きでした。無敵の靴を履いていたので水溜まりを見つけては飛び込んで、水飛沫をばちゃっと上げてきゃっきゃと喜んでいました。よい。

それがいつの頃からか、雨が降っているとなんとなく気分が落ち込んだり、頭が痛くなったりするようになり、雨の日が嫌いになってきました。今では、水溜まりは通行の邪魔だと思うことが多いです。よくないかもなぁ。皆さんはどうですか?

さて、雨の日が苦手な人もいると思いますが、「雨」に関係する素敵なものを一つだけでも知っていて、それを思い出すことができれば、雨の日もきっと楽しめるのではないでしょうか???

ということで、雨の日が好きになるかも知れない歌(映画)を一つ紹介します。

それは「雨に唄えば」という英語の歌です。「Singin’ in the Rain」という名前で調べるとすぐに見つかります。有名な曲なので、聴いたことがある人も多いと思います。ドゥドゥドゥッドゥー、ドゥドゥッ、ドゥドゥドゥッドゥー、ドゥドゥッ、という始まりです。
この歌は、同名の映画の主題歌としてよく知られています。今一度調べてみたところ、1952年公開の映画だそうです。68歳の映画ですね。
随分と古い映画なので、興味が湧きづらいかも知れませんがまず歌を聴いてみてください。きっと気に入るはずです。

映画では恋が実った直後の帰り道の男性が、雨の中でずぶ濡れになりながら、傘を振り回して踊って歌っています。喜びの表現として雨の中で踊るこのシーンがとても好きなので、高校生の時に見て以来、お気に入りの歌・映画になりました。本当に嬉しそうで楽しそうで、観ていてこっちまで愉快になります。

雨の中のタップダンスがちゃぷちゃぷ鳴る音と、しゃあしゃあ降る雨の音が心地よくて、つい何度も聴いてしまいます。一度見ると雨の日に真似をしたくなる場面ですよ。
映画は1時間半以上ありますが、歌だけですと4分ほどなので、お時間のある時に是非お聴きください。

皆さんもお気に入りの「雨」の歌や小説、映画やアニメ、漫画のワンシーンなどがあると思います。どうやって雨の日を楽しんでいますか???

雨を楽しめなくなりそうな僕を助けるために、機会があれば教えてください。

災害などにつながる危険もあるので雨には要注意ですが、素敵な雨の日々をお過ごしください。