カンボジア研修に参加しました。    Sr.平良 優美子

 私は12/23~29まで地域協働事業海外研修(カンボジア)に参加しました。
カンボジアは同じアジアでありながら熱帯モンスーン気候なので25度~33度あります、夏の服装でOKでしたが、日本が冬なので体調管理にはとても気を使いました。
 カンボジアは、インドシナ半島南部、タイ、ベトナムに挟まれた国で、首都はプノンペンです。世界的な遺跡アンコールワットはシェムリアップにあります。その意味は「占領してきたシャム(タイ)人をカンボジアから退去させる」という意味だそうです。
 私自身のカンボジアのイメージの一つ目は、私が小学校の頃に起こったポルポト政権による住民大虐殺です。私はニュースを通してリアルタイムで見ていたので子どもながらにショックを受けました。二つ目は、私の所属するショファイユの幼きイエズス修道会にはカンボジアにシェムリアップ共同体とカンポート共同体があります。ミッショネールとして派遣されているシスター方の現状報告で貧困の状態、虐殺によって教育が壊滅的であることなど。またあるシスターの体験で畑に立っていると『やけに足がモゾモゾするな』と思って足下を見ると蟻の大群が腰あたりまで昇ってきていたとのこと・・・何とそこは蟻塚だったのです。負のイメージが強いまま意を決してカンボジアに赴いたのです。プノンペンに来てみると中国系企業による大開発がされていて負のイメージは払拭されましたが、カンボジアの未来を考えたときに他の意味で大丈夫なのかと不安がよぎりました。
 カンボジア研修には色々なプログラムが用意されてどの出会いも素敵でしたが、その中で心に残ったのは、サレジオ会が運営する職業専門学校で行われたクリスマスのミサに参加したことです。ミサはクメール語でしたが、ミサの進行は世界共通なので理解することが出来ました。ミサ後、校長先生である神父様は、私たちが『日本から来た』ということを聞くやいなや歓迎してくれて、夕食をご馳走しようと駆けずり回ってくれましたが、如何せん飛び入りだったので何も残っていませんでした・・・神父様の残念そうな顔を見て、こちらこそ申し訳なく思った次第です。
 カンボジアの方々との出会いを通して感じたことは「無い無いと嘆くのではなく、その中でできることをしていく」など、とても明く前向きな人が多いことです。またどの子も優しい目をしていました。カンボジアの将来を担っていく若者が精神的にも、物質的にも平和を前提にして行動して欲しいと思いました。
カンボジア研修に参加した生徒たちも最後まで体調を崩すことなく熱心に見聞きしていました。この体験で得られたことを知識としてだけではなく、実践できる女性になって欲しいと思います。
                      神のはからいに感謝しつつ・・・Sr.平良優美子