中3 職業体験学習   木村 宣史

朝、布団から出るまでの時間が日に日に長くなっている木村です。でも、寒さが増してきて季節が動いていることを肌で実感できるこの時期が、私はけっこう好きです。“寒い!”と思いつつも、気持ちが“シャン”とするからです。

私は今年度中学3年生の担任をしているのですが、彼女たちはこの2日間、各事業所の方々にお世話になりながら職業体験学習を行っています。4月から少しずつ自分の進路や将来就く職業についての考察を進めてきて、ようやく実際の現場で働くという機会をいただくことができました。昨日が初日で、私も他の先生方と手分けして各事業所を回り、生徒たちの様子を見学してきました。初めての体験に戸惑いながらも楽しみながら仕事をしている様子を見て、少し安心することができました。

以前聞いたことがあるのですが、「はたらく」とは“端(はた)”を“楽(らく)”にすることだという考え方があるそうです。端(はた)とは周囲、周りの人たちのことを指します。自分が自分の持てる力をしっかり出すことで周囲を楽にしてあげる。それが「はたらく」ということの本質なのではないかと思うのです。生徒たちが今回の職業体験学習を通して何か「はたらく」ということの意味をつかんでくれたら幸いです。

さて、今日は2日目、昨日よりもスムーズにお仕事ができているか、今からチェックに行ってきます!