いよいよ! 大村 寛之

来週の火曜日から今年度初の定期テストが行われるため、いよいよ生徒たちもテストモードに入っています。

さて、そんな中ではありますが、本日ついに文部科学省からSGHの後継事業である「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」グローカル型の委託契約書が文部科学省から送られてきました。

何やら細かな契約内容が大量に書かれています(契約書を第三者に閲覧させてはならないという条項がありますので、お見せすることはできません)が、校長先生にハンコを押していただき、これを返送すると、いよいよ正式契約となります(採択を受けて、ここまでも何度か書類のやり取りがあり、なかなか大変でした…)。
なお、下の写真は委託契約書を送る封筒に貼るように指示されている宛先の容姿です(これぐらいならHPに掲載しても怒られないはず)

もちろん2020年度からの新入試に向けて少しでも有利になるようにという思いもありますが、信愛生がこれからの予測不可能な社会の中でしなやかに生きていくことのできる力を育成したいと思い、正解のない課題に取り組む探究学習を導入しようと思って取り組んできたことが一つの形になったことを非常に感慨深く感じています。

先日5月15日(水)の午後には、高校1年生が本事業のために新たに設定した科目である「リージョン探究」の第1回目の授業を行いました。「地域との協働による〜」の名前にふさわしく、地方公共団体や大学など多くの方々のお力添えがないと成立しないプログラムとなっています。和歌山県ではもちろん本学だけ、大阪府にも本事業の指定校はありません(近畿圏では奈良県に2校、兵庫県に1校)。文部科学省や、次世代の教育に関する有識者の審査員の方々に認めていただいたプログラムですので、しっかりと運営していきたいと思っています。

しかし、SGHアソシエイト時代から諦めることなく粘り強く取り組んできたことが今回の採択に繋がったのだと思います。生徒の皆さんにも、将来に向けて夢や目標があると思います。でも、どこかで「どうせ無理だろう…」など考え、勝手に諦めてしまっていませんか。どうやら諦めずにやり続ければ何とか道は切り拓けるものなのかもしれません。