2月は「逃げる」と申しますが、この時期は日々の移り変わりの早さを肌で感じる季節ですね。おまけに朝方の冷え込みには堪えるものがあります。「早さ」や「寒さ」、そして春から新生活を控えている人にとっては、「準備」であるとか、何かと忙しい2月でございます。
さて、本日2月18日は「エアメールの日」だそうです。飛行機によって初めて郵便物が運ばれたのが、1911年のこの日だそうで、インドのアラハバードで開かれていた博覧会において、会場から8キロほど離れたナイニジャンクション駅まで6000通の手紙が飛行機で運ばれたことを起源としています。「文字」は、私たちが日々使用している「言葉」を目に見える形で表した記号です。「手紙」もその範疇に入りはします。しかし、どことなく「手紙」には、温かみであったり、思いであったり、「おもみ」など、時間はかかりますが、
言葉では言い尽くせないものも包んでいるような感じもします。手紙はもらうとうれしいですし、送る側もどことなく緊張させてしまう、不思議なものですね。
近年は、「手紙」の量も減り、簡単に画面で文字を映し出すことが多く、また送る時間も全くかからなくなるなど、本当に便利で合理的になりました。でも、手紙が持つ「おもみ」なども感じられなくなり、少し寂しい感じもします。国境を越え、遠くにいる人に思いを届けた「エアメール」。日常を早く感じてしまう忙しいこの時期だからこそ、今まで自分が過ごしてきた「おもみ」や周りの人からの「思い」というものを捉え直して、文字に起こしてもいいかもしれませんね。