「セルフ・マネジメント」 河合 正登志

こんにちは、河合です。久しぶりの投稿となります。信愛に着任してから、早くも7ヶ月が過ぎようとしています。

私の所属する中学3年生は、職業体験が間近に迫ってきており、ドキドキ・ワクワクしている生徒が多いように見受けられます。実社会で社会人として働く方々と触れ合う素晴らしい機会なので、ぜひ実り多い体験となるように祈っています!

それに関連して、今回は「セルフ・マネジメント」という言葉について少しお話してみようと思います。
信愛生のみなさんは、この言葉を耳にしたことがあるでしょうか?「初めて聞いた!」という方は、意識してみてください。

「セルフ・マネジメント」とは、簡単に言えば「自己管理能力」のことです。『目標や夢を叶えるために、自分自身を律していくこと』と解釈してください。
元々は行動科学・心理学の分野で用いられた言葉らしいですが、今や日常で当たり前のように飛び交っています。実は多くの企業が、莫大なコスト(=お金)をかけて社員に「セルフ・マネジメント」を体得させるための研修を行っています。

・・・なぜでしょうか?

答えは単純です。社員の「仕事・作業の生産性(=効率)を高め、会社に貢献してもらうため」です。
同じ給料を払うのなら、同じ時間でなるべく多くの仕事をこなしてもらいたいのは当然ですよね。

先生方も生徒には同じようなことを期待します。同じ時間に多くの課題に取り組んでもらい、より多くのことを吸収してもらいたいわけです。
同じ時間内で課題をきちんとこなせる人、こなせない人は、単純に「頭の良し悪し」で決まるわけではないハズです。きちんと「自己管理できているか、できていないか」の差だと、私は思います。

それでは、生徒のみなさんは学校生活の中で、どのように自己管理する力をつけていけば良いでしょうか?
ポイントは「目標をはっきりさせる」ということだと思います。後で振り返られるよう、なるべく目標を数値化しておくと良いと思います(ex. 1週間で英単語を20個覚える! などです)。このように、目標を数値化することを定量化といいます。

人間は、達成すべき目標と方法をはっきりとさせることで、意識が変わり、行動が変わります。
小さな目標でもいいので、「いつまでに、どのように達成するか」ということを意識し、具体的なスケジュールを立てた上で日々の課題に取り組んでみてください。

最後に、絶対に忘れたらダメなことが一つあります。それは、★目標を達成できた自分へのご褒美です。
努力して目標を達成できた自分を褒めます。ショッピングに行ったり、テーマパークに行って遊んだり、旅行に行ったり…といったところでしょうか。
もちろん、遊んだ後には『切り替え』が大事です!また新しい目標を立て、それに向かってひたむきに努力するわけです。努力した分、ご褒美を有り難く感じます。

このセルフ・マネジメント能力は、みなさんが大人になって、社会に出てからも必ず生きてくる力です。ぜひ今のうちから習慣化してみてください!!

P.S.
私の自分へのご褒美は、専ら毎週末のラーメンです!(なんだか最近、顔がまんまるになってきました)