PCW生と       矢野 晴子

9月19日から4日間オーストラリアから交流生9名、先生3名が信愛高校へ勉強に来られていました。
その中の一人が私のクラスの生徒の家にホームステイしているというご縁もあり、高校2年の私のクラスの家庭科の授業に参加してもらいました。各班に1~2人ずつ入ってもらって一緒に調理実習を行いました。

メニューは、”冷製パスタ“
茹であがったパスタを冷水でしめ、ツナ・大根おろし・青ネギを彩りよくのせてポン酢をかけていただくというさっぱり味の簡単和風スパゲティです。

日本では昔から「同じ釜の飯を食う」ということわざがあります。生活や苦楽を共に過ごした親しい間柄のたとえです。
たった一回の調理実習でしたが、生徒たちは一生懸命コミュニケ―ションをとろうとしている様子でした。
実習後の生徒の感想です。
「初めは上手く話せなかったけど、だんだん打ち解けて一緒に完成させることができた。
彼女の住んでいるところには”大根“がないらしい・・・。とても美味しくできた♡」
大根をすりおろす。身振り手振りと単語をつなぎ、一生懸命説明しておろし金で、楽しそうに大根をすりおろしていました。

少しの時間の共有ですが、せっかく出会ったのですから、たくさんの楽しい想い出をつくってほしいと思いました。
健康に良い・おいしいなどの理由から海外の人々からも注目されている和風の食事を楽しんでもらえたでしょうか?

PCW生はそのあと授業に参加し、最終日には茶道部の生徒と浴衣の着付け・茶道を楽しんでいました。
クラスの生徒にとっても日本の文化や和歌山の見どころ・食を学べる良い機会になったことと思います。