英会話による数学の授業  遠藤 徹

今日から、高校2年生の北海道修学旅行班が6月12日までの4泊5日の修学旅行に出発しました。本日の工程は、新千歳空港に到着してから、ノーザンホースパーク,アイヌ文化博物館等を見学するコースです。この時期の北海道は気候がよく、きっと大自然を満喫し、充実した生活を送ることだと思います。

ところで、今日、私は中学2年生のクラスで、英語で数学の授業をすることになりました。

生徒が使用する数学のテキスト(問題集)は全て英文で書かれていて、生徒は事前に(予習の段階で)日本文に訳してから問題を解き、それを授業において英語で発表して答えるという内容です。授業の中では、全て英会話で受け答えをするように指示していました。

bisector(二等分線),intersect(交わる),link A and B(AとBを結ぶ),centroid(重心)

median(中線),the ratio of 2:1(2:1の比), isosceles triangle(二等辺三角形)等の

英語の数学用語を使って説明しながら、生徒は図形の線分の比を求めたり、英文で証明したりしました。

初めての試みなので、うまくいくかどうか心配でしたが、こちらが思っていた以上に生徒は英語で的確に答えていたと思います。(私は、終始、タジタジな英会話でしたが・・・)

まだ中学2年生であるのにもかかわらず、英文で書かれた数学の問題を英語で答えるという試練を無難にこなした信愛生の学習意欲と学力の高さには本当に感心させられました。