本日、和歌山大学の秋山先生率いるWSPのみなさんと、我が信愛のロケットガールズがコスモパーク加太にてロケットの発射を行いました。私、山本茂樹は広報担当として、ロケットガールズの写真を撮りに行きました。
未明まで暴風警報が発令されていた大荒れの天気で、午前中も比較的強い雨が残っていました。そんななか、信愛のロケットガールズは朝9時から打ち上げの準備に取りかかっていました。聞けば、前日も夜10時過ぎまで作業を行っていたそうです。もちろん、それだけではなく、何ヶ月も前から様々な準備をやってきたのです。パソコン上で設計図をつくり軌道計算をするところから始まり、ロケットのフィン(羽根)を電ノコでカットし、インパクトドライバーで取り付ける‥‥‥。慣れない作業で思い通りにいかないことも多々あったと思いますが、チームワークを乱すこともなく、無事に打ち上げの段階までこぎ着けました。
さて、正午ごろは雨も上がり、コスモパーク加太に移動して発射台の設営です。これが思っていた以上に大変で、13時に1機目を打ち上げる予定でしたが、最初の1機が発射したのは結局、14時30分ごろでした。さらに2機目は16時30分ごろ、3機目は17時45分ごろと、何とか日没前に発射にこぎ着けました。
結果は、見事A班、B班、C班の3機とも打ち上げ成功!さらにそのうちC班の1機はパラシュートが見事に開き、ほぼ完全な機体のまま着地に成功しました。その場にいた全員が歓声を上げます。
しかし、残念ながらA班、B班のロケットはパラシュートが開かず‥‥‥
今まで不屈の闘志で多くの困難を乗り越えてきたロケットガールズの目に、涙が光った瞬間でした。
一所懸命やってきたからこそ、悔しいという気持ちが芽生えます。この経験はみなさんの大きな人生の糧となることでしょう。人生、順風満帆の時期などごくわずかです。多くの困難を乗り越えてこそ、得られるものも大きくなるのです。
ロケットガールズのみなさん、今回の経験をこれからの人生に活かし、もっともっと輝いてください。青春とは若者だけに与えられた特権なのですから!