先日、来年配布する教科書について話をする機会があり、そういえば来年の元号はどうなるのだろう?という話になりました。元号については、意外と知らないことが多いので、この機会に調べてみました。まず、新元号作成に当たっての大まかな条件が
・漢字2文字
・よい意味をもつもの
・読みやすく、書きやすいもの
・過去の元号で使われていないもの
・世間一般で日常使われていないもの
・明治(M)・大正(T)・昭和(S)・平成(H)のアルファベットに重ならないもの
とのことで、使える漢字も限られているようです。これまで一番多く利用されている「永」という字(29回)、二番目に多い「元」「天」(27回)をはじめ、全部で72種類から選ばれるとのこと。
元号のはじめは、歴史で必ず習う「大化の改新」の際に定められた「大化」です。中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を暗殺したあの頃から「平成」まで、実に231もの元号があるんです。元号が使われ始めた奈良時代の頃は、珍しい亀が見つかったとか、きれいな雲が出ていたなど、めでたいことがあるたびに元号を変えていたようです。平和な感じですね。しかし平安・鎌倉・江戸となるにつれて次第に不吉なこと(天災・飢饉・疫病の流行など)が起こった際に変えるようになったようです。かなりネガティブで、残念です。
さて、来年の新元号、できるならみんなが明るく幸せになれるようないいものを期待したいですね。この機会にみんなで予想してみるのも楽しいかもしれませんね。歴史の授業でやってみようかしら…。