春に向けて     田福克裕

今年度、中学1年生の担任をさせて頂いています。
先日プレ入試があり、多くの小学6年生、中学3年生が来校してくれました。
前日に、クラスで「昨年プレ入試を受けに来た人?」と聞いてみるとほとんどの生徒が手を挙げていました。

1年って早いでしょう。年が明けて受験を終え、合格通知に喜び、不安を抱えながら入学式。
新入生研修会、わかば祭(文化祭)、初めての中間、学年末テスト、あっという間の夏休みも
終わり2学期も約1か月が過ぎ…。など話しました。

この半年を振り返ると、クラスでのルール、約束ごとがいろいろ出来ていました。
例えば、「書類などの提出物は、本来の締切り日の1日前」これは書き間違いや、印の押し忘れ
など、不備があった場合に対応できるように。また、常に早く行動する習慣の定着につながる。
などその都度、理由や目的を話してきました。

半年が過ぎ、制服姿も板につき、目に見えない、その奥にある事に気づくことや、スムーズに行くための
方法を考え工夫し、それを実行出来るようになり、最近は頼もしさも感じています。
プレテストを緊張しながら取り組んでいた人たちも、来秋にはそんな中学生や高校生になっている事でしょう。

ある生徒が言いました。「先生、プレテストから1月の入試までがしんどかった」。
そうなのですね。秋から冬が苦しいのですよね。

小学校6年生、中学3年生の受験生の皆さん。
最後の踏ん張りどころですね。上手くいくようお祈りしています。

そして本校、高校3年生のみんな。
受験の神様の「最後の試練」に、気持ち負けずに踏ん張った人に、刻々と春が近づいていると思います。応援しています。