情報リテラシーは今 森田亮治

去年暮から今年の夏にかけてニュースやワイドショーで流れた加計学園問題。

加計学園の獣医学部設立申請に対する役所内でのやり取りが適切だったか不適切だったかどうかという議論が数か月にわたってテレビ番組で再三にわたり流されました。

国会議事堂での審査では前川喜平氏(元文部科学省事務次官)の「役所でのやり取りが不適切だった」という主張が30のテレビ番組放送の中で、2時間33分46秒流されました。

それに対し「全く適切だった」と主張する加戸守行氏(前愛媛県知事)の主張が放映されたのはたったの6分1秒でした。相対する意見を取り扱っているのにこの数十倍にも及ぶ放送時間の差は公平性という見方すると、とてもおかしなものだと私は感じました。

私は「情報」の教師ですので、偏った形で与えられる巷の情報に対してどんな意識で接するべきかを生徒と共にもう一度考え直していかなけれべならないと感じています。