今尊敬できる誰か「テリーザ・メイ」 森田亮治

テリーザ・メイは去年6月の国民投票で英国が「EU(欧州連合)離脱」を決定したのを機に首相に就任した人物です。

「EU離脱か残留か」全国民の意見が大きく分かれる中「離脱」が決定されると、離脱運動を推進した政治家達は途端に表舞台から姿を消しました。結果として「残留派」だったにも関わらずテリーザが首相に就くことになりました。しかし、それ以後のテリーザは「英国のEU離脱を遂行する」と言明し、現在EU離脱に向けて懸命に活動しています。

もし自分なら「私は離脱に反対だったから離脱に協力なんてする気なんて無い」とそっぽを向いてしまうところですが、彼女は「EU離脱決定」の事実を受け止めて前向きな姿勢で現在の問題に取り組んでいます。

私は、彼女のように「反対だったこと」でも一度決まると懸命に取り組める人は尊敬できる人だと思います。彼女はよほど英国を愛し、民主主義を重んじているのだと思います。選挙で自分の嫌いな人物が大統領になったからといって街中で暴れる人も居れば、テリーザのような人もこの世界には居るのです。