今日は朝起きたら、一面雪で真っ白になっていましたね!皆さん、ケガなく一日を過ごせたでしょうか?
さて、私はこの週末に2本の映画を観てきました。どちらも素晴らしい作品でしたので、皆さんにお薦めしたいと思います。
一作目は「この世界の片隅に」というアニメ作品です。舞台は第二次世界大戦中の広島で、そこに生きる「すずさん」という女性の日常を描いています。第二次世界大戦や原爆の悲惨さを描いた作品はこれまでも多く作られてきたと思いますが、この作品は原爆の被害というよりむしろ、たまたまその時代に居合わせた個人の生活に焦点を当てている、というところに新しさがあると感じました。すずさんの声優を「あまちゃん」でブレイクしたのんさんがされていますが、すずさんのおっとりした人柄を演じきっていて、素晴らしかったです!戦争映画が苦手な人にも観やすい映画だと思います。
もう一作は「沈黙ーサイレンス」という作品です。原作は遠藤周作さんが書かれた小説で、江戸時代にキリシタン弾圧が行われた長崎が舞台となっています。宗教的な対立や弾圧の在り方は、今の世の中とも少し重なる部分があり、考えさせるテーマだと思います。「キチジロー」という日本人キリシタンが重要な登場人物なのですが、何度も弱さに立ち向かい負けてしまう人間像を見事に描いています。拷問のシーンはむごいですが、お薦めしたい作品です。
寒い冬。家にこもって過ごすのも悪くないですが、映画館でゆっくり映画もいいですよ。