探してみませんか? 松岡豪

こんばんは、高1数学科の松岡です。
学校では数学に触れる機会が多い私です。(当たり前です)
しかし学校外でも、見渡してみればそこかしこに数学の欠片があるものだな、と感じます。

ひまわりの種、タクシーのナンバープレート、モナリザの顔…などなど。

まあ、今の季節にはひまわりは咲いていないし、モナリザもその辺に飾ってはいませんが。
とにかく、意外なところに数学というものは隠れん坊しているものなのです。
(この記事の中で気になったことは調べてみましょう!意外なところに隠れていたりします)

 

百人一筆のオマージュ元である百人一首にちなんで、私が最近知った一つを紹介しましょう。
現存する日本最古の和歌集として知られる万葉集ですが、その中にこのような歌があるそうです。

若草の 新手枕を まきそめて 夜をや隔てむ 憎くあらなくに

注目すべきは、原文での表記です。(当時の日本には漢字しかなかったそうです)

若草乃  新手枕乎  巻始而  夜哉将間  二八十一不在國

「くく」という音を「八十一」と記しています。
小学校で習う九九が、こんなに昔から知られているのです。
作者は文学的素養と数学的素養を兼ね備えた、知的でお洒落な人だったのではないでしょうか?

 

私も負けていられませんね!
ではここで、この歌についての真に驚くべき解釈をご説明しようと思ったのですが…
…それを記すには余白が狭すぎるので、次の機会にしたいと思います。