非日常に身を置いて・・・            大音雅子

先々週から先週にかけて、各学年、修学旅行・研修旅行・遠足など、校外で活動する時間を持ちました。(いくつかの場面はホームページ新着情報でご覧いただけます)
高3生にとっては、これから夏休みにかけて受験勉強に集中すべき厳しい時間の前のひと時のオアシスとなったことでしょう。
私は高2生A班とともにカナダへの修学旅行に出かけました。西部中心であった昨年度のコースとは全く別で東部を巡るコース。オリンピックが記憶に残るモントリオール、仏領の歴史が色濃く残るケベック。カナダ最大の都市であるトロント、そして雄大な自然を体感できるナイアガラ。私自身は初めての東部訪問でしたが、自分が中学生の頃経験したEXPO’70(歳がわかりますね)のカナダ館で印象的であったケベック…という地名。その地を初めて訪問し、ヨーロッパの香り高い街並みとともに、その地に歴史を通してしっかり根付き、溶け込んでいる数多くのカトリック大聖堂。「これがあのカナダ館で画像として見たケベックの街なんだ」と、感慨に耽りました。
生徒の感想では、やはりナイアガラフォールズの壮観の印象がまず一番に上げられる場合が多いようですが、日常を離れ、全く異なる時空間に身を置き、全身で違いを感じてくるという体験ができることは、柔軟性のある若い生徒たちにとって、意義深いものであろうと感じています。それは海外でなくても、違う角度から日常を眺められる視点を持つことができる機会は、生徒たちを大きく成長させると信じています。年齢の高い私にとってもこれほど数多くの気づきをもたらすものですから。
今週金曜日には、もう期末試験時間割が控えています。それぞれ得られた機会を良い刺激とし、気分を切り替えて日常に戻り、落ち着いて過ごしましょう。

*画像について・・・
モントリオールの素敵な街角での1ショット…あら!?現地の方に混じって…見慣れた信愛メンバーの後ろ姿が…皆さんお探しください。Voila!(ほらね!)