クリスマス!  長江 高司

クリスマス、おめでとうございます!

ことのほか暖かなクリスマスを皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。

およそ2000年前、ベツレヘムという小さな町で一人の赤ん坊が誕生した日をお祝いするのが「クリスマス」。ケーキを食べたり、プレゼントを交換したり、サンタからプレゼントをもらったり。その赤ん坊の誕生日のお祝いを世界中で盛大に行う日です。

イエスと命名されたその赤ん坊は、どの赤ちゃんとも同じように、泣くことと呼吸すること以外自分では何もできず、誰かの世話にならなければ生きていくことができないとても弱い存在として誕生しました。それもキレイで清潔な病室ではなく、貧しい馬小屋のえさ箱の中で。

これを読んでくださっている方の中には、暖かい部屋で、おいしい食事とケーキを前にして、プレゼントに笑顔、というクリスマスを迎えた人もいることでしょう。そんな幸せなクリスマスを過ごせることに感謝するとともに、ぜひ心にとめておきたいと思うのは、私たちの周りには生まれたての赤ん坊イエスと同じように誰かの世話を必要とする人や弱く貧しい人、さらには困っている人、苦しんでいる人がいるということです。

そんな人に対して、私たちの持っているもの、例えば思いやりの心や能力、時間、お金などをほんの少しでも使えたならば、2000年前に生まれた赤ん坊もきっと大喜びする最高の誕生日プレゼントになるのだろうな、と思うのです。

信愛生の有志たちがこのクリスマス期間にカンボジアを訪問しています。まだまだ恵まれない現地の子どもたちの実際を確かめ、自分たちに何ができるかを考える旅です。彼女たちに豊かな恵みがありますように。そして受験勉強を一生懸命頑張っている未来の信愛生にも祝福がありますように。