Fashion Show on the Track Field! 大谷 真以子

今年はインターハイ、国体が和歌山で開催され、またFIFA女子ワールドカップやバレーボールワールドカップなどの開催年にもなっていて、普段よりもスポーツを身近に感じる気がします。

小さい頃はテニスに新体操、水泳などいろいろなスポーツをしましたが、今はもっぱら見ることを楽しんでいます。毎年夏は甲子園。そして年に4回開催されるテニスのグランドスラムはもちろん(USオープン開幕中です!残念ながら錦織選手は一回戦敗退でした・・・)バレエ(踊るほうです。スポーツというより芸術かもしれませんが。)も観に行ったりします。

そして今年は奇数年!奇数年には「世界陸上」!15回目となる今年は北京で開催されました。テレビで観戦した方も多いのではないでしょうか。開催期間中は、仕事から帰宅すると、世界中から集まったトップクラスのアスリートたちの競演を見るべくテレビにかじりつきました。世界最速の男ジャマイカのウサイン・ボルト選手は大会通算最多11個目の金メダルを獲得。(この世界最速の男を抜く選手は果たして現れるのでしょうか。)怪我から復帰したアメリカ代表のアリソン・フェニックス選手(美しい…!)は400メートルで世界新記録をマークしました。また、女子ハンマー投げではポーランドのヴォダルチク選手が80メートル越えで大会新記録を樹立。圧巻でした。日本人も活躍しました。8月のインターハイで紀三井寺競技場にやってきた高校生スプリンターのサニ・ブラウン・ハキーム選手。まだ16歳ながら、世界トップクラスのアメリカのガトリン選手とも堂々と戦い、予選通過を果たしました。残念ながら決勝には進めませんでしたが、きっと日本の陸上界を背負う選手になるはずです。楽しみです。

鍛え上げられた肉体や同じ人間とは思えない身体能力、自分の能力の限界に挑むアスリートたちの真剣な眼差しを見ているだけで溜息がでますが、今年は女性アスリートたちのファッションが印象的でした!ファッションと言っても、それぞれの国のユニフォームが決まっているので、自分らしさを出すのは髪形やメイク、ソックスやシューズです。アフリカ系アスリートたちは特にお洒落でした。髪をドレッドに編み込んで髪飾りを付けたり、カラフルなメイクやネイル、タトゥーなど見た目にも楽しませてくれました。トラックのラインがランウェイに見えてしまうほど!スポーツとファッションショーが一緒になったようで、陸上を見る楽しみが増えた気がします。

次の世界陸上までまた2年・・・待ち遠しいです。そして2021年大会は私が学生時代に暮らしていたアメリカのオレゴン州ユージーンで開催されるとか!見に行きたい!

さて、もうすぐ始まる第70回国体。信愛のアスリートたちが最高の舞台で、悔いなく全力を出し切れること を願って応援したいと思います。がんばれ!!