卒業の歌♪                大音雅子

高校の卒業式がいよいよ明日28日に行われます。それに先立ち、今日は1限めに屋形町教会で「卒業ミサ」にあずかり、2・3限めは卒業式の予行演習をいたしました。
25日に国公立前期試験を終え、長い長い受験の道のりもようやく終盤を迎えようとしています。例年3月1日に挙行される卒業式ですが、今年は1日が日曜と重なり、28日となっています。
卒業式の歌の定番といえるのは「仰げば尊し」でしょうか?これを読んでくださっている皆さんの卒業式はいかがでしたか?
信愛の卒業式は「仰げば尊し」ではなく、「卒業の歌」(作詞 根岸寛一、作曲 永井幸次)を歌います。私自身も、云十年前の卒業式にその歌を歌いましたので、卒業生の皆さんは「あ~、あの歌ね」と懐かしんでいただけるだろうと思います。
とても美しいメロディーラインで、前奏・間奏がまた美しい!!ですから、式次第も進み、あと校歌斉唱を残すのみとなる頃、卒業生のみならず参列者全員の気持ちがすでに最高潮となって中での「卒業の歌」。ですから1番は粛々と歌えるものの、2番あたりになるとかなり涙腺が怪しくなり、3番までの間、ピアノで奏でられる間奏が静かに式場に響くうちに、「クシュン」とどこかで聞こえた途端、堰を切ったように会場のあちこちで鼻をすする音が聞こえます。
さて、高3担任はその歌を待つまでもなく、入場するクラス生徒の顔を一人一人眺めている時点で、もう涙腺の準備はOK!!喉の奥から熱いものがこみ上げるのを式の間ずっとこらえます。さて、今年はどの先生が涙の先陣を切られるでしょう。これを書いている私かもしれません。その答えは、明日の担当である高3主任M先生にゆだねます。
卒業式・・・それぞれの想いを持って巣立ちます。
明日が佳き日になりますように。