佐藤 佳子

天国と地獄

和歌山信愛はキリスト教の学校ですが、今日はある仏教のお話をご紹介します。

ある仏教のお話ですが、天国と地獄には同じものがあると説いています。
天国、地獄、どちらにもとても大きな釜の中にごちそうがあって、みんなとてつもなく長い箸(はし)をもたされている・・・のだそうです。

地獄では、長い箸を使って、ごちそうをつかめても、箸が長すぎるのでそれを自分の口に入れることができなくて、みんなが怒っています。

天国では、だれもが自分の箸でとったごちそうを自分の向かい側にいる人に「はい、お先にどうぞ」と食べさせてあげるので、みんな幸せで満ち足りているのだそうです。

幸せというのは、何かいいことが起こるとか、周りが変わることや、どこかにあのではなく、今、ここにあるものかもしれませんね。