紙岡 智

7日は、和歌山信愛プレテストが開催されました。週の前半は、大雨警報が続き、どうなることやら、と思いましたが、教職員の祈りが通じたのか、雨も降らず無事開催することができました。

おかげさまで、中高とも昨年よりも多くの受験生・保護者に参加していただき、信愛の空気に触れていただくことができました。(10月22日(ビッグホエール)体育祭、11月2日(本校)文化祭、と行事が続きます。)

先日、ドイツから便りがきたのですが、差出人は十数年前の卒業生。彼女は、四国の国立大・文系学部に進学しましたが、化学が好きで理学部に転部し、大阪市大の大学院に進んだ後、大手化学会社の研究所に勤務、その後国立大の研究室に入り、博士論文をとり、海外の色々な学会で発表し・・・今はドイツで生活、と高校時代の模試の学力からはおよそ考えもつかない道を歩んできたツワモノです。

信愛は、カトリックの考えを基本にしていますが、その中の一つに「可能性を追求する」があります。この卒業生のことを考えると、本当に人の可能性は底知れない、と思うと同時に、中高で可能性の芽を摘まずに、少しでも伸ばすことの大切さを痛感します。

受験生の皆さんは、これから数ヶ月、本当にしんどい戦いが待っていますが、自分の可能性を信じて粘り強く生活・学習を積み重ねて下さい。ご健闘を祈っております。