大村 寛之 先生

本日、中学3年生はLHRの時間を使って学年集会を行いました。期末試験も近づいており、少し気合いを入れようという意図を込めてです。今年度は立場的なものもあり、多数の生徒の前で話をする機会が増えました。教員になるまで、さして優等生でもなく、ごくごく平凡な人生を歩んできた私にとっては、こういう時に話の引き出しが少なくて本当に困ってしまいます。きっと生徒たちも「また同じようなことを言ってる…」と思っていたでしょうが、そこはやさしい中3生、しっかりと顔を上げ、耳を傾けてくれていました。高校受験のない中高一貫校、学校生活にも慣れたという中学3年生、どうしても中だるみしがちです。それを何とかしたいという意図を込めての今日の拙い話となりましたが、きっと素直な心で受け止めて、期末試験に向けて努力をしてくれるものと信じています。

なお、先日まで修学旅行や遠足などの報告がなされていましたが、中学3年生は、淡路・鳴門へ1泊で研修旅行に行ってきました。淡路島で思い思いにジェルキャンドルを作ったり、大塚美術館で芸術作品を鑑賞したり、鳴門教育大学を訪問し模擬講義を受講したり、大塚食品の工場を見学したりなど、盛りだくさんの研修旅行でした。
ちなみに、そんな中で私にとって忘れられない思い出も。研修から帰って1週間ほどしてクラスの生徒からサプライズのプレゼントが。旅行中の隠し撮りも含めて、研修中の色々な場面を切り取ったアルバムをプレゼントしてくれたのです。そして、最後には「to be continued」の文字が。きっと涙腺が壊れている担任を強く意識しての行動でしょうが、これから先の様々な行事を一緒に楽しく過ごしていこうというメッセージだと受け止めました。2冊目・3冊目のアルバムのプレゼント(逆に生徒にプレッシャーをかけてみました)とともに、かけがえのない思い出を少しずつ積み上げていけたら…と思っています。