山本 恵先生

昨日と今日の2日間、中学2年生は県立図書館に「図書館ウォッチング」に行ってきました。
クラスやグループによって順番は違いますが、私が引率したグループはまず、普段は一般の人が入れない書庫に入らせてもらい、そこで司書の方から「日本十進分類法」という本の分類方法を教えてもらいました。膨大な量の本の中から目的の本を探すときに役立つ分類法です。 それをもとに、いくつかのチームに分かれて、課題図書を探すゲームにチャレンジしました。あっという間に見つけられたチームから、なかなか見つけられなかったチームまでさまざまでしたが、みんな楽しそうでした。

また、本の貸出体験もさせてもらいました。
司書の役とお客さんの役に分かれてやるのですが、司書の役をする人は、本についているバーコードをスキャンして、「○月○日までに返却してください。」と一言そえて、お客さんの役の人に本を渡さなければいけません。照れくさくて声が小さい人もいましたが、あとで司書の方から「私たちはいつも、貸した本がきちんとかえってきますように、という思いをこめて言っています。」と教えてくれました。

そのほか、貴重な巻物や飛び出す絵本、万華鏡になっている本なども見せてもらい、みんな興味津津でした。
最期は心あたたまる絵本の読み聞かせをしてもらって、充実した見学会になりました。

普段は本を読まないという人もいますが、今回の体験を通じて本を身近なものに感じてもらい、夏休みの読書感想文につなげてもらいたいと思います。