第5回輝く女性のためのシンポジウムに参加しました

高校3年生の生徒5名が、本日(5月17日)開催された第5回輝く女性のためのシンポジウム「未来を拓く、女性のちから!」に参加してきました。

本校のSGHアソシエイトの探究発展Ⅰ「女性の社会進出に関わる諸問題の研究」に初年度からご尽力いただいている一般社団法人女性と地域活性推進機構(以下WAO)様が主催されているシンポジウムで、本校の生徒が参加させていただくのはこれで3年目になります。例年、グランフロント大阪のナレッジシアターというところで催されているのですが、今年は大阪市備後町にある「綿業会館」という国の重要文化財にも指定されている、とても素敵な建物のホールで開催されました。

基調講演をしてくださった(株)ジャーマン・インターナショナル代表取締役のルース・マリー・ジャーマンさんは、日本語が堪能で、テレビ番組にも多数出演されており、本当にお話がおもしろく、会場を笑いの渦に巻き込むだけではなく、我々日本人女性に勇気と希望を与えてくださいました。

その後、本校の生徒による発表を行いました。ルースさんの講演があまりにも盛り上がったので、そのあとに発表する生徒たちはかなりプレッシャーがあったと思いますが、それでも緊張のリハーサルに比べると落ち着いていて、自分たちの考えもしっかりと伝えることができたと思います。テーマは「認定こども園の増加と保育士の労働負担への対策」で、ICTの活用で保育士の仕事を減らし、利用減額の適用により一号認定と二号認定の不公平感を解消する方法について提案させていただきました。

また、その後のパネルディスカッションではルースさんに加え、近畿経済産業局次長の内海美保さんとピースクルーズ株式会社代表取締役の田中知世子さんとご一緒に登壇させていただき、いろいろな質問をさせていただきました。

現在の日本における男女格差やその格差に対する意識の問題、企業が果たすべき義務、今後自分たちが身につけていくべき考えなどさまざまなことを教えていただきました。生徒たちにとっては学ぶことがとても多く、本当に参加させていただいてよかったと思います。シンポジウム終了後も時間の許す限りパネリストの皆さんにいろんなことを質問させていただきましたが、皆さん本当に丁寧に答えてくださり、これからの日本を背負っていく高校生を育てたいという思いを強く持ってくださっていることが伝わってきました。

WAO様をはじめ、本日お世話になった皆さま、本当にありがとうございました。「成績のためではなくて、自分のために勉強しなさい」というメッセージをいただいたので、来週火曜日から始まる中間試験もがんばりましょう!