カンボジア研修12/27②

夕方からはシェムリアップでキャンディアンコールというお土産屋さんを経営されている西さんを訪れました。西さんのお話は面白く、またとても力強いので、生徒のみんなも自然と自分の将来への思いを熱く語ることができました。

西さんは「あくまで私は外国人。土台作りは手伝うけれど、そこから先はカンボジアの人にやってもらう。カンボジアはカンボジア人のもの。」とおっしゃっていました。カンボジアの人たちが大切にしているものを尊重しながら、カンボジアの人が自分で生活できるシステムを作りたい、というその思いは、ともすると支援の意味をはき違えてしまうことに対する戒めとして響きました。

その後晩御飯をいただきました。カンボジアでの最後の晩餐はクメール料理でした。フルーツをふんだんに使った料理でとても美味しかったです。

そしてシェムリアップ国際空港に向かいました。シェムリアップのガイドさんともこれでお別れです。

今日は一日、みんなが「もっとカンボジアにいたい」を何度口にしたかわかりません。毎日一つ一つの行程に本当に全力で取り組みました。自分がこの研修を通じてどうなりたいか、何を学びたいかという目的意識が一人一人の中に確かにあり、それは積極性という部分に顕著に現れていたと思います。たった5日間でしたが日に日にタフになっていき、精神面で成長していくのが目に見えてわかりました。日本人の方のお話を聞くときには、競い合うように質問したり、園児や小学生、高校生と関わる時には、積極性という部分で他のメンバーに負けないように意識したり、あらゆる場面でお互いがお互いを刺激しあっていて、それがさらなる成長に繋がったように思います。

ガイドさんにもシスターにも現地の日本の方にも、「今年の子たちはパワフルだね」と言ってもらえました。カンボジア研修も3年目となり、1年目や2年目の生徒が経験した衝撃はもしかしたら薄れたかもしれません。しかし、先輩たちからいろんな話を聞いて、「前もって想像できた」いう心の余裕が、「先輩たちよりももっと多くのことを学びたい!!」と思わせてくれたのではないかと思います。

体調を崩すことも全くなく、多少のトラブルにも動じずに対応できた今年のメンバーは本当にタフで頼もしかったです。引率した自分も、彼女たちの様子を見て負けていられないという気持ちになりました。

まだ年内の補習が残っているメンバーもいますが、まずは体を休めてください。お疲れ様でした。オークン!