7月13日(木)、SGH「地域経済」を研究する高校1年生の生徒70名は、観光商店街についての学習の一環として、千日前道具屋筋商店街と黒門市場のフィールドワークに行ってきました。
千日前道具屋筋商店街では、商店街の見学や、外国人観光客へのインタビューの後、千日前道具屋筋商店街振興組合の理事長である千田様からお話を聞かせていただきました。
バブル崩壊後、「業務用」から「一般用」へ、また「もの商品」から「こと商品」へとシフトチェンジしていった話や、商店街のリノベーションには「文化の再構築」が不可欠であることなど、ここには書ききれないほどたくさんの情報を、高校生にもわかりやすく丁寧に教えてくださいました。
昼食後は、黒門市場に移動し、同じように見学し、商店の方々へのインタビューをおこないました。千日前の千田様からは「黒門市場に行ったら、外国人観光客しかいない。そして人の多さに驚くと思いますよ。」と言われていましたが、行ってみたらその通り!通りにひしめきあう観光客は全て外国人。特にアジアからの観光客がほとんどで、店員さんは日本語、英語、中国語などを使い分けながら接客していました。ペッパー君までもが中国語で対応していました!
黒門市場でも商店街振興組合副理事長の吉田様をはじめ、実際に店頭に立たれている役員の方々からお話を聞かせていただきました。
インバウンドの重要性や、そのための取り組みについて、生徒の質問一つ一つにじっくり答えていただきました。前もって商店街でいろいろな方にインタビューしたことをふまえて質問した事項もあり、商店街の方にはとても勉強熱心であると褒めていただきました。
どちらの商店街でも質疑応答の時間が足りないほど盛んに意見交換がおこなわれ、充実したフィールドワークとなりました。これから、このフィールドワークでの学びを研究テーマにフィードバックし、各班オリジナルの解決案を考えていきます。壁にぶつかることもあると思いますが、柔軟な発想で前向きにがんばっていきましょう!