百人一筆にも大谷先生が書かれていますが、本日より高校1年生のSGHプログラムが本格的に指導しました。地域医療はSGH初年度からお世話になっている和歌山県立医科大学和歌山県地域医療センター長の上野雅巳先生に今年もお越しいただきました。地域防災も昨年度に引き続き、和歌山市危機管理局の田尻様にお越しいただきました。地域経済は今年度初めて和歌山大学副学長の足立先生にお越しいただき、産業課題も今年度初めてみなべ町役場うめ課主任の中早様にお越しいただきました。
高校1年生の地域課題の研究も今年で3年目になりますが、連携先の皆様は毎年少しずつ、あるいは大きく研究課題の内容を変えて提示してくださいます。日々、ご自身の仕事がお忙しいにもかかわらず、信愛生のために試行錯誤してくださっていることが伝わってきて、われわれ教員も身の引き締まる思いです。
信愛の先輩の中には、一連のSGHの活動を通じて、大きく成長した人たちがたくさんいます。そういう先輩たちも、身近な課題を見つけ、解決しようとするところからのスタートでした。そして課題研究の中で、様々な人と出会い、様々な経験を積み、そこからたくさんの力をもらって、自分一人の力では到達できなかったであろうステージへと自分を押し上げてきました。
高校1年生の皆さんはこれからの研究活動がどのように進んでいくのか、まだ具体的にイメージできないかもしれませんが、今日のパネルディスカッションの中でも話があったとおり、もし素晴らしい研究発表をすることができれば、それが地域の枠を超えて、また学校の枠を超えて、活動の舞台を広げてくれます。見つめる対象は地域という小さなコミュニティですが、視野は広く持って活動に取り組んでほしいと思います。きっと想像もしなかった未来へと自分を連れて行ってくれますよ!