SGHアソシエイト校の取り組みの一環として、外部の課題解決型学習プログラムに積極的に参加しようということを奨励していますが、昨年度から、大阪大学や京都大学の医学部の学生さんたちが中心となって行っている「inochi学生フォーラム」という日本における心臓突然死を減らすことを目指した課題解決型学習プロジェクトにも挑戦しています。
今年度も高校2年生から1チームが予選をくぐり抜け、参加していました。
最先端の医療施設を見学したり、自分たちのプランを練っていくにあたって、現役医学生のアドバイスからアドバイスをいただいたりなどと、なかなか貴重な体験をすることができたようです。
さて、先日、最終のフォーラムで発表できるチームを選出する最終選考会がありました。残念ながら信愛チームはフォーラムへの参加は叶いませんでしたが、その期間は参加した生徒たちを大きく成長させてくれたようです。
信愛という枠を飛び出し、他校の生徒や大学生の方々と交流することで自分たちの視野が広がり、今の自分に欠けていたものに気付いたり、悔しさを感じたりと充実した時間となりました。また、次年度、信愛から予選を通り抜けたチームがあれば、ぜひアドバイスしたいなどと頼もしい発言も。
それでは、信愛チームの取り組みを少し紹介します。
彼女たちのプランは、AEDの利用講習会にリアリティがないことから、いざという場面で尻込みしてしまい、救えたはずの命を救うことができないのではないかと考え、講習会の内容を充実させ、とっさの時にAEDを使うことのできるようにし、心臓突然死を減らしていこうとするものでした。
特に、リアリティを持たせるために、練習用の人形に古いTシャツを着せ、ハサミで切るという体験を盛り込んだ点などは実際にその場面に遭遇した際に役に立つのではと感じさせるものでした。
次年度も「inochi学生フォーラム」が実施されれば、参加者を募集するつもりです。今年は本学から中学生は選ばれませんでしたが、中学生も参加することのできるプログラムです。我こそはと思う生徒はぜひ次年度チャレンジしてみてください。