本日(1/29)の朝礼の時間を利用して、昨年末カンボジアにて海外研修を行った高校2年生の7名の生徒が中学3年生から高校2年生を対象に研修を経て学んだこと、感じたことなどを報告しました。
今日に至るまでの1週間は、資料作成、発表練習と放課後かなり忙しく準備していたので、上手く生徒たちの思いがみんなに届いてほしいとドキドキしながら発表を聞いていました。
頭を寄せ合って内容をまとめています
リハーサル中
特に本学の経営母体である「ショファイユの幼きイエズス修道会」のカンポット共同体での「幼稚園児へのピアニカ指導」、「高校生とのディスカッション」、「小学生への日本語指導」など自分たちでプログラムを練り上げて行った体験は、調べ学習では得ることのできないものを生徒たちに残してくれたようです。
「本当の豊かさとは何か」、「本当の幸せとは何か」ということについて、改めて考えさせられたという彼女たちの率直な思いが伝わる発表でした。
これらはまさしく「正解のない問い」だと思いますが、高校生の段階で感じたこの思いは、これからの彼女たちにきっと大きな影響を与えてくれると思います。
今回の海外研修は、和歌山信愛初の試みでしたが、今後も少しずつ内容をブラッシュアップさせながら、この研修でしか味わうことのできない貴重な体験を届ける研修にしていきたいと思っています。「主体性に富んだ女性を育成したい」と考える和歌山信愛のSGHアソシエイトプログラム、下級生の皆さんには今回研修に参加した生徒たちの姿を見て、積極的に一歩踏み出すことがもたらす尊さのようなものを感じてもらい、今後ますますこの研修旅行を意義あるものにしてくれることを願っています。
また、今回の研修を通して、「十分に学びの機会が与えられていない小学生のために小学校を設立したい」という長年現地で奉仕活動に携わっているシスターの思いに触れました。
何年かかるか分かりませんが、それが実現できるようにSGHアソシエイトプログラムの一環として今後もサポートしたいと思っています。
信愛に関わる皆様、ともにご支援の程よろしくお願いいたします。