こんにちは SGH委員の矢野です。
前回に引き続き、SGHアソシエイト国際貢献プログラムの研修を控えて、11月18日水曜日の放課後
研修参加者が、調べ学習の成果を共有する事前研修会を行いました。
今回のテーマは、「カンボジアの生活課題について」「カンボジアの教育」「カンボジアの農業」
「日本とカンボジアの関係」の4テーマです。
「生活課題」では、格差・健康課題
「教育」では教育環境と子供たちの現状
「農業」においては「キャッサバ」に着目して農業技術や設備の充実向上、持続可能な農法への課題
「関係」では、国としての経済支援だけでなく、インフラ、教育、保健衛生など幅広い分野において民間レベルでも積極的な支援が行われているという内容が詳しく述べられ、質疑応答が行われました。
生活課題・教育・関係で述べられた「医療面」では、新生児の死亡率、医療施設の不足、医療技術など改善点が考えられました。「教育面」においては、貧困地域の子供たちが、自分が今幸せだと感じている人が多く、自殺をする人がほとんどいない。子供たちの表情が明るい。これらの現状について、周りから援助や支援を行い、もっと恵まれた世界があることを知ってしまう事が果たしてよいのか悪いのか、彼女彼らの幸せにつながっていくのかを考えていかなければならないのではないかという意見が生徒たちの中から飛び出したことには驚きを感じました。
発表した生徒たちが、現地の中高校生との交流をとおして、カンボジアの若者たちが進んでいこうと考えている方向が少しでも見えるとよいと思いました。
今日の発表は、本当の「豊かさ」「生きる力」についてあらためて考えさせられました。
発表後はカンポートでの交流会のプログラム作成の進行状況の確認を行い、約1か月後になった出発までに準備するお土産についても話し合いました。研修に向けて生徒たちの表情もかなり変わってきました。
きっと充実した研修になると思います