SGH委員の山本恵です。本日、進路指導部とSGH委員会の共同企画「京都大学出張講座」がおこなわれました。今回は「異文化理解はどこまで可能か?!ー文化人類学から考える他者理解ー」というテーマで京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科グローバル地域研究の二ツ山達朗先生に講義をしていただきました。中間試験の最終日でしたが、高1も高2も聴講希望者がたくさん集まりました。
二ツ山先生の自己紹介から始まって、大学での学び、先生のチュニジアでの体験談などを本当におもしろおかしく話してくださいました。また文化人類学という学問をイラストを例にわかりやすく説明してくださり、これを機に文化人類学に興味を持ち、自分も大学で学んでみたい!と思った人もたくさんいると思います。
話の結びに、異文化理解というのは異文化を異文化のまま受け止めるのではなく、他文化の世界観・価値観を理解することで、自分の中でそれを捉え直し、新たな世界観・価値観をつくることであると教えていただきました。
質疑応答もさかんにおこなわれました!
その後、京都大学入試企画課長の高見純子さんが京都大学の取り組みについて紹介してくださいました。
京都大学はSGU(スーパーグローバルユニバーシティ)であり、高見さんは「京都大学に入学してほしいのは、自ら積極的に取り組む主体性をもった人、高等学校で確かな学力を身につけた人」とおっしゃっていました。大学での新たな学びのために必要な学力を身につけ、大学の学風と理念を理解して、意欲と主体性とをもって勉学に励む人というのはSGHが育てるべき人物像であり、信愛のSGHプログラムが目指すのもそこです。大学での学びは高校での学習の上に成り立つものです。今日中間試験が終わりましたが、次の目標に向けて日々の学習を大切にしてほしいと思います。